ブラント警部が、6年前に宝飾店を襲った強盗犯 プラガーが逃走したことを知らせに来る。プラガーは、コッホがDNA解析を行い、動かぬ証拠を突きつけた末に逮捕された犯人で、コッホを恨み、復讐を誓っていた。緊張が走る中、研究所に郵便物が届く。
ヴェラは心筋症で死亡した女性カリンの遺体を検死中、不審な点に気づく。全身に血腫がある上、手首を骨折していたのだ。早速、遺体を調べた結果、心臓は極めて健康だったことが発覚する。死亡診断を下したカリンの主治医を問い詰めると意外な事実が発覚する。
強盗に入った男が家主に殺害された。家主メッツラーの話では、強盗が襲いかかってきたので刺してしまった、ということであった。コッホとヴェラは法医学研究所で強盗犯の死体解剖を行い、犯人の体に火傷痕や傷など暴行されたような跡があるのを発見する。
ゴミ集積所で若い女性の死体が発見される。その直前、ウクライナ人のシェピロフという男が、ドイツに出稼ぎに来た娘マヤと連絡が取れないと研究所を訪れていた。マヤの写真を見たコッホは、死体がその娘であることを確信する。
スーパーで殺人事件が発生する。警備員が金庫室で血まみれになって死亡していたのだ。店内で殴打されたらしく、血のあとが金庫室まで続いていた。金庫のダイヤルには血痕があり、金庫の中に保管されていた売り上げ金は盗まれていた。
動物愛護家が檻に入れられているシェパードを解放しようとして、錠を壊して侵入したところ、死体が発見される。遺体から特殊な病歴があることが分かり、被害者はレストラン経営者のハラルドと判明する。遺体には暴行を受けた痕があった。
弁護士のベットガー家から銃声が聞こえたと隣人から通報があり、コッホとベルクマンが現場に駆けつけるが、ベットガーの妻スザンネと14歳の娘クララは、既に死亡していた。銃創から凶器に使われた銃は2つあることが判明するが…。
聖ベネディクト修道院で、ペーター神父が殺害され、教会に吊るされていた。コッホ達の解剖で、死因は鈍器で肝臓を殴られたことによる失血死であることが判明する。殴られた部分にS字状の内出血があったが、該当する凶器は思いつかなかった。
3体の遺骨が発見される。ケルン法医学研究所に勤務するダニエル・コッホらは現場で遺骨を調査。3体のうちの1体は非常に小さく、赤ん坊のものと思われ、2体は男女の骨であることから、この3体の遺体は家族であると考えられた。