赤ん坊を人質に取られたフレディは、再び犯人から連絡を受け、今度は警察の追跡を振りきって行方をくらましてしまう。遂に全てのつながりを解き明かし、真犯人の存在に行き当たったサーガとヘンリックは、最後の凶行を阻止するためフレディと犯人の行方を必死に追いかける……
容疑者はフレディに恨みを持つ人物と密接につながっており、一連の事件について2人の共犯が疑われる。しかし、いずれも行方はわからないままだった。やがてフレディの携帯に犯人らしき人物から連絡が入る。彼は犯人に指示されるまま、一人で現場に向かおうとするのだが……
ある人物が事件の第一容疑者として浮上し、捜査は急展開を見せる。最初の被害者ヘルを除くすべての被害者と容疑者のつながりが確認され、その身柄を確保するため、容疑者宅へ急行するサーガだったが、すでに容疑者の行方はわからなくなっていた……
凶行は続き、夫婦が死体で発見される。夫は頭部を脳ごと取り去られ、妻の口にはリンゴがつめ込まれていた。二人とも口内から焼き印が見つかり、死体はやはりフレディ所有の美術品のような状態で遺棄されていた。そしてフレディ自身も、後ろ暗い秘密を抱えているようで……
事件の発表を見た美術館勤務のエミールが警察署を訪れる。死体の状況が、実業家のフレディ・ホルストが所有する美術品を似ているというのだ。フレディは企業買収を生業とする男で、最初の殺害現場と思われるアナセン運送も、彼に乗っ取られた企業の一つだった……
殺されたモーテンの戦友ルカスが狙撃される。ルカスは狙われる理由はないいと言うのだが、どうやら裏の顔を持っているらしい。そしてルカスはヘンリックに「どこかで会ったことがある」と言うが、それはヘンリックが隠し続けていた「ある秘密」と密接に結びつくものだった……
ハンスは発見されたものの意識不明の重体。そんな中サーガら捜査チームは、被害者二人の共通点が世間を騒がしている保守派の女性ブロガー、リーセに批判された人物だったことに行き当たる。そしてハンスも、かつて彼女に名指しで批判された過去があった……
良き理解者であったマルメ警察署長のハンスが誘拐されたサーガは激しく動揺する。一方連続殺人事件の容疑者だったモーテンが逃亡中に殺害され、最後に「兄弟に撃たれた」という言葉を残す。モーテンの「兄弟」として名前が上がったのは、かつて軍で同僚だった男たちだった……
被害者の息子で元軍人のモーテンの行方を追うサーガと、新しくパートナーとなったコペンハーゲン警察のヘンリック。捜査がなかなか進展を見せない中、サーガに予期せぬ訪問者が現れる。そんな中、明らかに同一犯の犯行とわかる、新たな死体が見つかったとの知らせが届く……。
スウェーデン、マルメで奇妙な死体が発見される。被害者はレズビアンの活動家で、死体は男性と子供のマネキンと食卓を囲むような形で発見された。被害者がデンマーク人であったことから、マルメ警察のサーガ・ノレーンは、再びコペンハーゲン警察と捜査を進めることに……。