犯人は死亡、すべては解決したかに見えた。しかし、平穏な日常に戻るかに思えたその時、マーティンは妻に別れを切り出され、サーガは今回の事件がどう考えても単独犯ではありえない証拠を発見してしまう…
死亡したとされていた臨床試験の担当者は、タイでひっそりと生きていた。彼を取り調べた結果、試験は副作用が現れたことで闇に葬られていたことがわかる。そして責任者は事故で既に死亡。徐々に全ての出来事と人物がつながり始め…
サーガとマーティンは、ボートの遺体の主が参加していた臨床試験について、メディソーヌス社を尋ねる。するとそこで警備担当のペータ・タウロウが存在しないはずの社員IDで発行されたカードキーの使用を発見したことを知らされる。
海峡の底に沈んでいたボートから7人分の白骨死体が発見される。所有者はマルクス・ステンベリィ。一連の事件の始まりを告げた船舶、ファクスボ号と同じ人物だった。一方EUサミットでの基調講演を控えたメディソーヌス社CEOヴィクトリア・ノードグレンは…
再び現れたアニマルマスクの男たちの騒動の裏で、マーティンの息子ニコライが、血尿を出し入院する。診断結果は風邪に起因する糸球体腎炎。医者から深刻な状態の可能性を示唆されたマーティンは激しく動揺する。しかしそれを聞き病院を訪れたサーガは…
ユリアンが何者かに拉致され、その一部始終を目撃したと思われたラウラ・モッルベリィ。しかし発砲を受けたショックで、記憶の一部を失ってしまっていた。サーガは彼女の記憶を呼び覚まそうと病室から現場に連れ出し執拗に問い詰める。
一連の事件の犯人とみられる4人の男女が倉庫街で遺体となって発見される。警察の捜査に追い詰められた末の自殺と見られたが、検死の結果彼らは何者かに監禁され殺害されていたことがわかる。グループの一人の兄で、自身も一連の事件に深く関わっていたユリアンは…
テロリストグループは大規模な爆破テロを起こすなど、その手口を加速度的に過激化させてゆく。しかしグループ内でもその残虐なやり方に対し、徐々に意見が別れ亀裂が生じ始めていた。
船から保護された女性が死亡、肺ペストに感染していたことから、検査を受けることになったサーガとマーティン。結果は陰性だったものの、何者かが意図的に感染を引き起こした疑いが強まる。そんな中、動物のマスクを被った不気味な4人組による犯行声明がネットにUPされる。
国境にかかるオーレスン橋に通信不能の船舶が衝突、中からは鎖で繋がれた若い男女が発見される。事件を担当することになったサーガは、彼らの中にデンマーク人がいたことから、マーティンの元を訪れる。彼は未だ深い悲しみの中、捜査の第一線からも退いていたのだが…