600万人のパリ市民が埋葬されている、地下納骨堂カタコンブ。そこで、悪魔崇拝の印が刻まれた微生物学者の遺体が発見される。捜査が進む中、被害者の友人であるマドレーヌという女性が容疑者として浮かび上がる。だが彼女の身辺を捜査すると…。
世界最高峰の歌劇場、パリ・オペラ座。観光客で賑わう中、かつて大学で法律を教えていた弁護士が毒殺される。白昼堂々の犯行であったにも拘わらず、目撃者は誰もいなかった。また被害者には、男女問わず多くの学生と関係持ち辞職させられた過去があった。
アンリ4世によって造られたパリで最も古く美しい広場、ヴォージュ。その一角で女性の死体が発見された。幾度となく壁に叩き付けられて殺された様子から、ジョーは犯人の激しい怒りを感じ取る。被害者はパリ郊外でアンティーク店を経営していた女性だが…。
ルイ14世を称えるため敷設されたヴァンドーム広場。その地下駐車場で1台の車が炎上、男の焼死体が発見される。真面目なサラリーマンとして知られていた被害者は、実は会社の金を横領していた。捜査を進めるジョーは、被害者の自宅を訪ねた時に妻が怯えていることに不審を抱く。
パリの歴史的建造物のひとつアンヴァリッド。そこで空軍の女性将校が、死体となって発見される。死体の右手からは薬指が切り落とされ、指輪が持ち去られていた。指輪を奪った人物を見つけるべく捜査を始めたジョーは、被害者の恋人と目される同じ空軍のバロンを取り調べるが…
かつてマリー・アントワネットが処刑された場所、コンコルド広場。そこにそびえ立つオベリスクの下で、ロック・クライマーの死体が発見される。検死の結果、墜落に偽装した殺人と判明。なお、被害者は盗撮用のカメラを所持しており…。
パリを代表するシンボル、エッフェル塔。ある夜、そのエッフェル塔に女性の死体がぶら下がっているとう異様な事件が発生する。死体の身元は、かつてトップモデルとして人々の羨望を集めていたニナ・オコロ。ジョーは、死体に残された傷からニナの恋人とその妻に疑いを持つが…
ゴシック建築を代表する世界遺産ノートルダム大聖堂。ある朝、そこで著名なオルガン奏者の死体が発見される。早速、ジョー率いるパリ警視庁の犯罪捜査班による捜査が始まる。被害者の身辺を洗い出すと、被害者は不倫相手、さらにはその娘とも関係を持っていたことが判明する。