2006年、父アダム、母エミリー、長男スチュアートが銃殺体で発見されるという凄惨な事件が発生。一家心中が疑われていたが、昏睡状態の長女キムの意識が戻り、事態は一変。キムは断片的な記憶を手繰り、“ロミオ”と名乗る男が事件発生現場にいたことを思い出すが…。
1998年、ビジネスで大成功を収めたジェイ・ドラットンは、悪性脳腫瘍で余命3ヵ月を宣告され、2ヵ月後にホスピスで息を引き取る。だが、安楽死の疑いが浮上し、捜査が開始される。死の床には、妻の名とは違う“ルイーズ”と書かれた謎のメモが残されていた。
2005年、湾岸労働者のマイクは安モーテルの一室で殺される。その直前、マイクはコンテナに隠れる密入国者たちを偶然発見し、ある少女を連れ出していたことが判明する。一方リリーは、酒に溺れる母エレンに対して、少しずつ苛立ちを募らせていた。
過去最古のコールドケースに挑む!1919年、ビール会社を経営する大富豪、ストーン家の娘フランシスが、自宅の2階から転落して死亡していた。当時は女性参政や禁酒法施行に向けた運動が活発な混沌とした時代だったという。有効な手がかりが少ない中、真相は明らかになるのだろうか…?
1997年、新人チアリーダーで人気者のレイニーが、フットボール場で死んでいるのが発見される。体内から薬物と酒が検出され、事故死として処理された。しかし、意外な場所で殺害を告白するメモが発見され、リリーらはまず、彼女の親友セレステの話を聞くことに。
1987年、クレイという名の幼い少年が自転車に乗ったまま失踪、強姦・絞殺というむごい姿で発見される。父親のミッチが逮捕されるが、無実を訴え続け釈放されることに。その後ミッチは、真犯人が見つかるまで性犯罪者を殺し続けるという、信じがたい行動に出る。
1999年、9歳と14歳の娘を連れて車で寝泊りしていた母マーリーンが行方不明になった。時が経ち、池の底から発見された車の中から白骨化死体が発見され、養子に出され離れ離れになった娘たちに母の死が告げられる。リリーたちの地道な調査により、一家の辿った転落の人生が明らかになる。
1984年、当時16歳の少年モーリスが行方不明になった。単なる家出と思われていたが、20年後、地元のゴミ投棄場から白骨化した遺体が発見され、父と兄に悲報が告げられる。そんな中、95年に妻をひき逃げされ、未解決となっていたジェフリーズの“コールドケース”に動きがあり…。
1964年、ヒラリーは女児を出産した翌日、何者かに殺害された。当時高校生だった彼女は、世間体を気にする両親により、未婚の母の出産と養子縁組を密かに行う施設に匿われていた。遺された女児は養子に出されたが、30年後、実の母の存在を知り、改めて捜査を依頼する。
1981年、ジャックとジョハナの夫妻は、キッチンのガス漏れ事故で死亡したとされた。しかし後の内装工事で家から爆弾が発見され、不幸な事故は一転、殺人事件に。夫妻は学生時代を反戦活動に捧げており、事件の前日は、当時の仲間を家に招いてささやかな同窓会を開催していた…。
2002年1月28日午前8時3分、高級住宅街にあるハイスクールの校庭で、少女マディソンが射殺される。ほぼ同時刻、荒廃した地域のハイスクールでは、元麻薬売人の少年スキルが何者かに撃たれて死亡。別世界に住む2人は、なぜ同時刻に殺されたのか。たまたま重なった偶然か、それとも…?
1996年、吹雪の夜に初老のローレン・ウィリアムズが豪邸のプールで溺死。事故死とされたが、飛び込み台の裏から抵抗の跡が発見され捜査が開始される。事件発生の夜、邸宅にはローレンの元夫と彼の若い婚約者、息子、娘、13歳になる孫がおり、長時間の停電が発生していたことがわかる。
2005年、名門私立に通う成績優秀なジェームズが突然失踪。それは大学の奨学金を目指して頑張っている最中の出来事だった。翌年、妹がネット上で殴り蹴られる兄の映像を発見する。撮影されたのは“どん底”と呼ばれる地区。まさにその地区で、ジェームズの腐乱死体が発見される。
2000年、フィラデルフィアにやってきたカントリーバンドの歌手、トラック・シュガーという男がライブハウスの前で射殺された。まったく関連の無い発砲事件で押収した銃が、トラック殺害の凶器と一致したことから、再捜査が始まる。一丁の銃が明らかにした真実とは…?
1968年、骨のある男として後輩に慕われ、女性にも人気だった若手警察官クーパーが、ある日パトカーの中で射殺される。未解決だったが、約40年後、老囚人が突然、事件の情報提供を申し出る。彼によると、死んでいるクーパーの横にはヘロインの塊があったというのだが…。
1989年、冴えないタイプの女性マーサ・パックが路上で死亡。誰も身寄りがなく、コールドケースとなっていたところ、20年後、ラモーンという男の自殺現場から、恋人紹介所でマーサが作った自己紹介ビデオが発見される。イケメンのラモーンとの、意外なつながりとは…。
1975年、8歳の少女メラニーが森で行方不明に。実はその森は、メラニーと親友のシュリースがよく一緒にホタルを見ていた場所で、2人だけの内緒の遊び場だった。当時、肌の色が違う2人が親友であることに、周囲は好意的ではなく、トラブルが絶えなかったことがわかってくる。
1979年、小学校教師のリビーが森の中で胸を刺されて死亡。現場に駆けつけたのは、当時新米刑事だったジェフリーズ。被害者の娘ヘレンに犯人逮捕を誓うが、事件はコールドケースとなってしまう。しかし27年後、森で新たな証拠が発見され、事件が再び動き始める。
1958年、人気絶頂のDJホークが生放送中に死亡してしまう。目撃者はいず、拳銃自殺として処理された。だが、彼のドキュメンタリーを作っていた男がある事実に気付く。何とDJブース内の音声を録音したテープから、ホーク以外の誰かが現場にいたことが判明したのだ…。
2003年、ハリス夫妻は自宅近くの車内で撃たれて死亡した。遺された娘は里親へ、自閉症児の息子ブレントは養護施設に預けられてしまう。時が流れ、リリーはジョセフを通じてブレントに会う。彼が口にする一見意味不明な数字の羅列から、事件は新たな展開を見せはじめる。
1982年、モリーとロジャーのフェリス夫妻は小さな棺を前に悲しみに暮れていた。娘のアイリスが生後6ヶ月で死亡、乳幼児が原因不明で突然死するSIDSと診断されていたのだ。ところが当時の診断基準が曖昧なことがわかったため再捜査が行われ、アイリスの死に不審な点が浮かび上がってきた。
1948年、都会の鉱員で労働組合リーダーのジョン・ドノヴァンが、謎の失踪を遂げる。時が流れ、ある日地下鉄の拡張工事で白骨化した男性の遺体が発見され、失踪したドノヴァンだと判明。当時、ドノヴァンは労働争議でもめており、殺人事件の線で捜査が始まった。
2004年、デイナ・テイラーが行方不明に。彼女の義手が川で発見され、リリーたちは捜査に乗り出す。ごく普通の主婦だったデイナは州兵としてイラクに赴任し、右手を失って帰還。夫の話では、そのわずか3ヵ月後、散歩に行ったまま行方がわからなくなったというのだが…。
1995年、ショッピングモールの銃乱射事件で15名の命が犠牲になり、犯行に及んだ2人の男子学生がその場で自殺。時を経て、犯行の様子を撮ったビデオカメラが発見され、事件が再び動き出す。映像から明らかになった“第3の犯人”とは、いったい誰か!?