カナダのバンクーバーで行なわれたチェスの世界トーナメント決勝でロシアのチェスプレイヤーが狙撃された。FBIは暗殺者の身柄を拘束し、事件の背景を探る。担当捜査官に抜擢されたのはジェフリー・スペンダーだった。モルダーは捜査から外され苛立ちながらも事件にのめり込んでいく。彼は暗殺の対象 […]
外装会社ビニールライトのシカゴ支社に奇妙なテープが送り付けられる。テープの声の主は社内に邪悪な怪物が潜んでいると告発していた。ビニールライト社を訪れたモルダーは、ゲーリーという社員が銃を持って社内にたてこもっている現場に遭遇する。FBIの介入によりゲーリーは射殺され、事件は最小限 […]
FBIとCIAの合同チームは極右テロ集団の有力メンバー、ヘイリーを逮捕するために大がかりな作戦を決行したが、土壇場で失敗した。スカリーは逃走するヘイリーを追ったモルダーが、わざとヘイリーを逃がしたのではないかと疑う。実はモルダーは上層部の密命を受け、スカリーにさえ極秘でテロ集団に […]
復活祭前の日曜日、教会を訪れたスカリーは顔見知りの神父から相談を持ちかけられた。ある信者にプロの捜査官として会ってくれないかというのだ。カーノフ夫妻の16歳になる養女ダラは神父に洗礼を受けた夜、奇しくも変死した。ダラは脊椎に障害を持ち、歩くことはできなかった。だが彼女が死んだ夜、 […]
あるモーテルの一室で惨殺死体が発見された。現場にはカーテンに隠れるようにして一人の女性が。彼女の手は血まみれだった。女性の名はマーテル・グレン、前科者で被害者から麻薬を買っていた疑いがある。現場の状況から彼女が犯人である可能性は高かったが、マーテルは先天的な盲目であり殺人は不可能 […]
1990年。若きモルダーはある猟奇事件の犯人の情報を求め元FBI捜査官デールズの元を訪れていた。先週スカーという男が職務質問に訪れた警官を襲い、逆に射殺された。彼の家のバスルームに転がっていた死体はどこにも外傷がないにもかかわらず、内蔵を全て抜き取られ、異様に干からびていた。モル […]
スカイランド・マウンテンに続きラスキン・ダムでも放火による大量殺裁が起こった。現場に居合わせたカサンドラは行方不明、スカリーはかろうじて生還するが事件の記憶を失っていた。モルダーは、米国政府が国民を生体実験に使った事実を隠蔽するために虐殺を行なったのだと主張。しかしスカリーは記憶 […]
マサチューセッツ大学での地球外生命体の存在についての公開討論会に出席したモルダーは、今までの主張を翻しUFOや宇宙人の存在を全面否定した。彼の豹変ぶりをいぶかった医師ヴァーバーは、モルダーに自分の担当するある患者カサンドラに会うように勧める。彼女はアブダクト経験を持ち、異星人の存 […]
モルダーとスカリーは、とある小さな田舎町で起きた奇妙な事件を調査するためにテキサス州に向かう。そこでは牛や人間が体中の血液を何者かに吸い取られ死亡する事件が相次いでいた。モルダーは死体に残された噛み傷らしきものを吸血鬼の牙の痕だと主張するが、スカリーは真向からそれを否定。二人は異 […]
ワシントンD.C.のメトロ食堂で驚官と麻薬密売人の間で銃撃戦があった。警官も密売人も何者かによって電話でおびき出されたらしく、この事件は仕組まれたものである可能性が高い。現場を訪れたモルダーは、巻き込まれた犠牲者の中に意外な人物がいるのに気づいた。彼の名はドナルド・ゲルマン、天才 […]
週末に休暇を取って旅に出たスカリーは、偶然通りかかったスーパーから血だらけの老人が出てくるのを目撃した。スーパーの中では店員や客が錯乱して目分の身を傷つけており、店の奥では精肉係の男が肉切ナイフで死亡しているのが発見される。スカリーはやむを得ず地元の警官の捜査に協力することに。彼 […]
果樹園を営む農夫のフィル・リッチが変死を遂げた。彼はある夜、義理の息子ボビーとの口論の末、ボビーを追って家を飛び出し、それきり生きて帰ってこなかった。彼の遺体は直立状態で地中に埋まり、胃の中からは5キロもの土が見つかった。死因は窒息死。ボビーは目の前でフィルが地中に吸い込まれるの […]
ロートン刑務所病院棟に収容されていたロバート・モデールが脱走した。彼はかつて"プッシャー"と呼ばれ、他人を暗示にかけて自殺に追いやるという特殊な方法で、10人以上の人間を殺害した重犯罪人だった。FBIはモデール捜索の陣頭指揮を取ることを決定する。だがスカリーは […]
DNA検査の結果、エミリーは遺伝的にメリッサではなくスカリー自身の娘であることが判明した。エミリーは重度の遺伝病にかかっており、このままでは長く生きられない。彼女はある製薬会社の遺伝子治療を受けさせられていた。また彼女の実母のデータは存在せず、出生のいきさつも不明だった。エミリー […]
クリスマス休暇に母と共に兄夫妻の住むサンディエゴを訪れたスカリー。彼女の元に、突然「彼女を助けて」という電話がかかってきた。その声は死んだ姉のメリッサに似ていた。逆探知の末にたどり着いた住所では、その家の主婦ロバータ・シムが自殺していた。通信記録と死亡推定時刻を照らし合わせた結果 […]
シャイナ・パーコウィッツはある夜、腫物だらけで口が2つある醜い怪物が家に侵入してくるのを目撃し、それきり意識を失った。3日後に目が覚めると彼女はなんと妊娠していた。だが彼女は2年前に不妊手術を受けており、常識的には妊娠は不可能なはずだった。実は彼女は18年前にも同じような体験を経 […]
州北部の森林地帯で森に入った男が次々と行方不明になり、地元警察は捜索隊を編成し森に向かおうとしていた。FBIの研修会に参加するため移動していたモルダーたちは偶然その場を通りかかる。事件に興昧を抱いたモルダーは捜索に協力することに。森には被害者が獣らしい何かに襲われた痕跡が残ってい […]
1989年5月。連邦通信委員会の職員J・F・バイヤースは、仕事でコンピューターの見本市に参加していた。そこで彼はホリーと名乗る謎めいた女性と出会う。彼女はさらわれた娘を探すため、あるネットワークの情報を欲しがっていた。ホリーに魅かれたバイヤースは彼女に協力する決意をする。それに天 […]
スカリーが倒れたと知りモルダーは病院に駆けつけた。スカリーの癌は悪化しており、このままでは助からない。FBIはモルダーに、なぜスカリーが嘘をついてまで君の生存を隠したのかと問いつめる。モルダーはFBI内部に密通者がいることを指摘したが、証拠を上げられなかった。スカリーの死期が迫る […]
モルダーは死んではいなかった。スカリーがモルダーの死体だと証言したのは別の男の死体だったのだ。モルダーは前の晩、自宅の隣室で自分を見張っていた男を発見し、銃撃戦の末に倒していた。彼はスカリーにFBI内部に裏切り者がいる可能性を示し、その人物に罠を張ろうと持ちかけた。翌朝、スカリー […]